特種東海製紙グループのレックスでは、かねて建設を進めていた牧之原工場がこのほど竣工した。
レックスは、リサイクル事業のほか、RPFなどの固形燃料の製造を事業展開しており、新工場は、金谷工場を移転しRPFの増産体制を整える拠点として稼働する。写真はRPF製造設備。
RPFは、マテリアルリサイクルが難しい古紙や廃プラスチック類を主原料とする高品位固形燃料で、化石燃料に比べてCO2削減効果が高いエネルギー資源。牧之原工場のRPF生産能力は従来の金谷工場の約2倍となる2,000t/月を計画しており、既存の島田工場・長泉工場と合わせると、生産能力は従来比約1.2倍の6,000t/月に拡大する。産業廃棄物を有効活用したRPF製造事業を強化することで、リサイクルの拡充・拡大を進めていく。
また、工場建屋には太陽光発電設備を完備し、年間約100tのCO2削減を見込む。工場内の重機には電動式油圧ショベルやフォークリフトを導入し、従来のエンジン式と比較して約65%のCO2削減を実現すると同時に排ガスをゼロにするなど、工場全体での環境負荷低減も図る。
特種東海製紙グループは現在、製紙3事業(産業素材・特殊素材・生活商品)に加え、資源再活用や井川社有林の有効活用を環境関連事業として新たなコア事業に位置づけ、事業ポートフォリオの変革を進めている。レックスが展開する資源再活用事業では、廃棄物の外部収集から製紙工場でのエネルギー利用までを一貫して行える体制を構築し、サーマルリサイクルとともに、素材そのものを再生するマテリアルリサイクルへと事業領域を広げている。
【牧之原工場の概要】
▽所在地:静岡県牧之原市(坂口工業団地内)
▽敷地面積:2万3,613㎡
▽建物延床面積:5,053㎡(製造工場、原料倉庫、製品倉庫)
▽RPF製造設備:破砕機1基、成形機、リングダイ方式2基、定量供給機1基
▽太陽光発電設備:PPA方式(建物3棟の屋根に設置)、予想発電量:37万3,000kwh/年
▽電動重機:油圧ショベル1台、フォークリフト1台







