パルプ価格高騰や在庫高で中国の2010年パルプ輸入量は減少した。晒Lパルプは対前年比25.6%減少の441万トン(ブラジルー176万トン、インドネシアー98万トン、ウルグアイ―40万トン)。晒Nパルプは対前年比16.2%減の399万トン(カナダ―138万トン、米国―78万トン、チリ―66万トン)。2011年中国パルプ需要は2010年比8%(一部14%との声有り)伸びが期待され、価格レベルも第一四半期に若干下向が懸念されるが下降する大きな要因が見当たらずその後は横ばいとなる見込み。中国のパルプ輸入増加の背景として人民元高、在庫低水準、需要旺盛等が挙げられるが、パルプ工場の新設計画がさほど多くないのも要因。僅か、湛江晨鳴紙業-2011年末晒Lパルプ70万トンと山東日照-2011年20万トン増産が予定されているのみ。
2月1日付け PPI LATIN AMERICA から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ