世界貿易機関(WTO)は23日、世界的な経済危機の高まりを受け、2011年の商品貿易輸出の伸び率予測を今年4月発表時の+6.5%から+5.8%に下方修正した。ここ数カ月貿易増加が予想を下回り、先行き世界経済の不確実性が高まっている中、2011年の世界商品輸出は実質GDP成長率2.5%に対し5.8%(2010年=14.1%)にとどまると予測。先進国は実質GDP成長率2.5%に対し商品輸出は3.7%の伸びにとどまる一方、発展途上国+CISの商品輸出は実質GDP成長率5.9%に対し、商品輸出は8.5%の伸びになると見通している。発展途上国は好調を維持、中国貿易は8月に勢いを増し、WTOでは欧州を中心としたほとんどの先進国の貿易が減速していることは明らかとし、財政危機の解決が深刻な貿易不調を回避するための最善の方法と指摘している。 9月29日付け SHIPPING GUIDEから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ