世界一の急速な発展を遂げる紙・板紙産業を抱え、また世界最大の市販パルプ購入国である中国に於いて、同国のアイボリー生産能力は2016年までに更に急激な拡大が進むであろう。根強い需要に押され新たな増産体制を創出する形で、大手メーカーを中心に2014年~2016年の間に年産460万トンの晒板紙の生産能力が増大することとなる。一方、近年一気に急激な増産体制拡大を図ったティッシュ、トイレットロール市場は需給が緩んだ状態が続いており、2012年の家庭紙生産では平均稼働率は85%を示し、2013年には80%まで低下する結果となった。
5月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ