米国国内の今年1月~10月古紙需要は合計で前年同期比約15万トン(0.3%減)の微減となった。一方、古紙の輸出量全体では同1.2%上向いたものの、国内販売は同1.4%減少した。輸出量の合計は19万5千トン増加し、国内販売は34万7千トン減少する結果となった。輸出に焦点を当てれば、中国向け3期連続の輸出量減が鍵となっている。今年の米国古紙輸出全体に於ける中国向けは67.4%で、数年前の70%から漸減している。事実、中国向け1月~10月の輸出量合計は前年同期比2.8%下回って1千58万トンまで数字を下げている。全体にみる中国向けの減少を補っているのが、メキシコ向け同18%増、アジア・オセアニア・インド向け同10%増、カナダ向け同6.5%増、南米向け同41.3%増となっている。
12月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ