オランダのグラフィック紙メーカーParenco社は親会社の支援を得て約1億ユーロを投資し、同社の製紙ライン2号機の改造を実施することが分かった。同ラインは2009年から当時の所有者が新聞用紙需要の低迷を理由に操業を止めたままとなっていたもの。改造完了後は、2016年半ばにも段ボール原紙を中心とした包装紙を年産38万5千トンで操業する予定としている。今回の投資プロジェクトによって、同社では新たに60人の雇用が創出される。2号機の改造は、2年前同社が現在の親会社に全ての株を買い取られた折にスタートした投資プログラムの第2ステップとなっている。2年前は、Parenco社は永久に事業から撤退する方向にあったが、その後はここ2年間、1号機が極めて順調に小冊子・チラシ・雑誌用途にグラフィック紙の生産を継続してきた。
6月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ