既にポルトガルのメディア・グループEjesa社がブラジルの新聞社Brasil Economico社の撤退を報じていたが、7月同国から同新聞社が消えることが確実となった。同経済紙は創業が2009年であったが、今年ブラジルを襲っている厳しい経済低迷に抵抗できなかった。2009年以降、サンパウロ州を本拠とする経済紙Gazeta MercantilやDiario do Comercioなど少なくとも10社の大手新聞社がブラジル市場から姿を消している。また、5月の新聞発行部数は前年同月比10.3%減の大きな落ち込みとなっている。ブラジル森林産業協会によれば、今年1月~5月の新聞用紙輸入量は前年同期比36.2%激減の9万トンに終わったとしている。
7月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ