デンマークを本拠とするHartmann社は、工場従業員代表団との労使交渉の末、同社ドイツ工場の閉鎖を決定、生産能力を増強中であるいくつかの同社欧州生産拠点へその生産をシフトする計画であることが分かった。今回の新たな取り組みによって、競争が激化する欧州市場にあって同社競争力の更なる強化、利益性の向上を図る目論見であるとしている。閉鎖を決めたのはドイツSchwedt工場で、2016年第2四半期には閉鎖を完了する見込みで、今回の閉鎖によって欧州での販売にはマイナスの影響はなく、また同社の今期中の実績数字にも異同は発生しないとしている。ただし、工場閉鎖により77人の従業員が解雇となる。今回の措置が同社の営業実績へ波及するのは2017年以降とみられ、同社長期的計画である年商22億~24億デンマーククローネ、利益率12%~14%の実現に貢献するとしている。
1月13日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ