スペインの裏白チップボール・メーカーであるBarcelona Cartonboard社は、現在同社工場1号機に於いてGC1グレード、GC2グレードのトライアル生産に入ったことが分かった。今回の生産一部切り替えは、同社が掲げる2015年~2018年での1千2百万ユーロの投資計画の一環で、板紙の品質向上および新グレード開発を狙ったものである。工場関係者によると、同工場は過去にGC1、GC2を生産した実績はあるが、今般の同社新戦略に沿って、利益面でより貢献度の高い新グレードとの融合体を作り上げたいとしている。トライアル生産と試験的注文は第1四半期に実施され、商業生産は第3四半期から実施される見込み。販売地域はイベリア半島市場を想定している。バージン品と再生品の今後の生産比率は確定していないものの、今後3年間でGC1,GC2のいずれも徐々に増産していく模様。
2月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ