米国の最新の産業統計によると、2月の米国製造業部門はその経済活動が5ヶ月連続で縮小となったが、産業界全体でみると81ヶ月連続でかろうじて成長を維持している。米国2月のPMI指数は49.5%で前月の48.2%からは1.3%ポイント増となり、製造業は活気がやや回復気味となっている。また、2月の製造業新規受注指数は前月の51.5%から横這い推移、好不調の分岐点である50%をわずかに超えた形での推移となっている。一方、製造業生産指数は50.2%だった前月より2.6%ポイント上向き52.8%となった。また製造業雇用指数は前月の45.9%から2.6%ポイント数字を上げて48.5%となった。いくつかの指数で50%をわずかながら上回る状況となっているが、好調を維持していた米国製造業部門の経済活動はここへきてやや停滞感がみえる。
3月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ