カナダ国境サービス庁(CBSA)は、米国からカナダのブリティッシュ・コロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州に加え、ユーコン州など同国北西部への米国製輸入石膏ボードが不当廉売されているかどうかの実態調査に乗り出したと、このほど公表した。同調査は、オンタリオ州のCertainTeed Gypsum Canada.Incの不満申し立てに端を発し開始されたもの。この不満表明は、当該の輸入商品がカナダ市場に於いて雇用機会、利益、生産性などに損害を与えているとしている。石膏ボード素材は、主に建設業界に於いて新築住宅や商業施設の室内壁面や天井材用途として、且つリフォーム、修理用の材料となっている。CBSAは2016年9月6日に予備判決を下す模様。
6月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ