ブラジルFibria社の最大工業基地であるAracruz工場は、12月11日に1978年の同工場操業開始以来の晒ユーカリパルプ生産量が通算5千万トンに到達する偉業を達成したことが分かった。同社関係者によれば、同工場は世界で初めてこの数字を達成した工場となったとし、仮にこの量のパルプ・シートを並べたら地球と月の距離の180倍になるとしている。同工場は、1978年にAラインを稼働させたが、晒ユーカリパルプ年産40万トンで設計されていた。数年後、同工場にBラインとCラインを増設、現在は年産合計230万トンとなっており、この数量は同社の生産能力全体の44%を占めている。同社は世界最大の晒ユーカリパルプ・メーカーで、同工場以外にサンパウロ州Jacarei、Mato Grosso do Sul州Tres Lagoas、Bahia州Varacelの3ヶ所に工場を有している。
12月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ