インドネシアのスマトラに位置するAsia Pulp & Paper社(APP社)OKI新工場では、新たなパルプ・ラインの試運転が始まっており、それにともない同社国内他工場からの4月以降のアカシア・パルプ余剰分の販促活動も加速化してきている。それ以降に中国向け輸出分の販売も開始される見込み。APP社代弁者によると、12月中旬にアカシア・パルプ年産140万トンの新ライン上で微調整がスタートしたが、クリスマスと新年の時期に、一旦、各供給業者の上級職員が同工場を離れたことでラインは減速したとしている。その後、今月2週目より同パルプ・ラインの最適化工程が再開され、その間にできた製品は国内にある同社の複数の他工場へ紙・板紙のテスト生産用として出荷された。現時点では、同工場のパルプ品質は製紙用途として平均レベルであり、同社が期待している水準には至っていないとしている。
1月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ