Eurostatが発表した最新の統計では、12月ユーロ圏19ヶ国の季節要因調整後の失業率は9.6%と、11月の9.7%、前年同月10.5%からも減少傾向となった様に長期的な雇用水準はゆっくりと改善に向かいつつある。この数字は2009年5月以来の低水準となっている。一方、EU28ヶ国の12月失業率は8.2%で前月のから横這い、前年同月の9.0%からも減少をみせた。この数字は2009年2月以来の低水準となった。
12月ユーロ圏19ヶ国の約1千5百57万人を含むEU28ヶ国の男女約2千7万人が失業している状態にある。前月と比較するとEU28ヶ国の失業者は約16万人減少、ユーロ圏19ヶ国でも約12万人が減少となった。前年同月比ではEU28ヶ国では約184万人減、ユーロ圏19ヶ国では約126万人減となっており、ヨーロッパ全体でみれば雇用情勢は着実に改善されている。12月失業率の低かった国はチェコの3.5%、ドイツの3.9%、一方高かった国はギリシャの23.0%、スペインの18.4%であった。
【参考】
ユーロ圏19ヶ国:ベルギー、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、スロベニア、スロバキア、フィンランド
EU28ヶ国:上記19ヶ国+ブルガリア、チェコ、デンマーク、クロアチア、ハンガリー、ポーランド、スウェーデン、ルーマニア、イギリス
1月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ