既報の通り、米国International Paper社のフロリダ州Pensacola工場が、火災によってパルプ蒸解釜および発電所に大きな被害が発生、無期限の操業停止となっている。同工場は北米に於けるコンテナーボード生産能力の1.5%、同じくフラッフパルプの3%を占めている。火災事故による設備損傷の程度、今後の操業停止の期間などは現時点で不明ではあるものの、この供給停止によって北米コンテナーボード市場が、更なる需給逼迫の状態に追い込まれる可能性が懸念されている。12月、同産業での設備稼働率は生産能力の97%となっている。同工場は、コンテナーボード年産50万トン、フラッフパルプ年産20万トンの生産能力を有している。
1月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ