ブラジルのFibria社は既に世界最大の市販パルプ・メーカーであるが、このほど同国Tres Lagoas工場で晒ユーカリパルプ年産195万トンの新ラインを稼働させたことで、同工場でのHorizonte 2プロジェクトを完結させた。ブラジル・メーカーFibria社は、同国Mato Grosso do Sul州に位置するTres Lagoas工場に於いて、初めて木材チップを蒸解釜へ送り込んだことを含め、新ラインの稼働を開始させたとして、水曜日にそれを公表したもの。8月23日の稼働開始は、当初同社が想定していた2017年第4四半期としていた稼働よりやや前倒しとなったが、最近になって、同社役員はRISIに対したぶん9月中頃と語っていた。今回の稼働開始によって、同工場では2機目の始動となり、同工場の生産能力合計は325万トンまで引き上がり、同社全体の生産能力は年産725万トンとなる。なお、生産品のすべては晒ユーカリパルプであるとしている。
8月23日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ