米国のInternational Paper社(IP社)は、巨大ハリケーンHarveyによる洪水が続いていることから、8月28日から現在までテキサス州Orangeに位置する同社コンテナーボード工場が止まったままであると、水曜日に公表した。同社広報担当者がRISIに伝えたところによると、工場は建物への被害を受けていないことから、まもなく無事操業を再開できるものと楽観的な見通しであるとしている。特に工場への道路および鉄道のアクセスに関し回復に向けた作業に進捗があり、現在できるだけ早く工場を再開する為の準備をしていると付け加えた。更に、同社としての優先事項は、洪水の影響を直接受けた同工場の500人の従業員の安全と幸福であるとしている。RISIのデータによると、同工場は年産795,000トン、日産にして2,200トンの生産能力を有しているが、現在の休転による逸失生産量は現時点で22,000トンとしている。
9月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ