ロシアの極東地区開発庁(Minvostokrazvitiya)が、同国ウラジオストク近郊のUssuriyskに位置する総合紙・パッケージング工場の高性能化に向けた投資構想に関して、このほどより詳細な内容を発表したことが分かった。今回のプロジェクトを担ったPromyshlenny Park Ussuriysk社(PPU社)が、同工場の段ボール生産設備を高性能化し、生産能力を年産6千万平米へ引き上げることになるとしている。現在の局面は、11月初旬にも完了する見通し。投資構想の次の段階としては、PPU社は同工場の抄紙ライン改良を計画しており、生産能力を現在の年間7万2千トンから、バージン・パルプと再生ファイバーを原料とするライナーと中芯を12万トンまで引き上げるとしている。更に、PPU社は段ボール原紙生産も高性能化を進め、年産約2億平米まで増産を図る意向。
10月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ