最新の米国産業統計によれば、同国10月の工業生産高指数は前月比0.9%増となった。製造業は前月比1.3%増、水道光熱分野は同2.0%増となったものの、採鉱業では同1.3%減となったが、ハリケーンNateによって、石油およびガス掘削分野が短期間に急落する状況となった。しかしながら、8月9月のハリケーンHarveyとIrmaによる生産高下落から復旧、正常稼働に戻ったことで、10月の産業活動は上向いた。 ハリケーンの影響を除けば、10月の全体の生産高指数は0.3%上昇しており、製造業による生産は10月に0.2%微増となった。7月から9月までの緩やかな上方修正により、第3四半期の工業生産は年率0.3%減となったに過ぎないと推定されているが、これまで発表された推定値は1.5%の減少を示した。過去12ヶ月で工業生産高指数は年率2.9%上昇した。この10月の数字は 2012年の平均と比較すると106.1%であった。また、 10月の工業部門の設備稼働率は77.0%となり、この数字は1972年~2016年の長期推移の平均を2.9%ポイント下回っている。
11月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ