インドネシアのAsia Pacific Resources International社(APRIL社)が、同国スマトラに位置する同社旗艦工場であるKerinci複合工場で、上質紙年産42万トンの1号機を休転としていることが分かった。同社広報担当者によると、同ラインは今日から停機となっており、休転は5日間の予定で、生産量は合計8千トンが削減される見込みとしている。また、同社の子会社である中国のAsia Symbol社も、今日から中国山東省に位置する日照工場を13日間休転とする。同工場は、一部同工場の紙・板紙ラインと連結されている合計で年産170万トンの生産能力を有する2機のLBKPラインを備えている。同工場に於いて生産再開後は、小さい方の年産30万トンのパルプ・ラインを溶解パルプ(DP)の生産に切り替える方針としている。同ラインの休転によってパルプ生産量の6万5千トンが削減される見通しとなっている。
11月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ