ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によれば、同国が2017年に輸出したパルプ(主にユーカリパルプ)の数量累計は前年比2.3%増の1千3百20万トンとなったことが分かった。一方、同国の同年パルプ生産量累計は、前年比3.8%増の1千9百50万トンであった。2018年の同国でのパルプ生産は、Fibria社が同国中西部の同社Tres Lagoas工場に於いて稼働開始予定のユーカリパルプ年産195万トンの新ラインによって、更に成長が見込まれるとみられる。2017年は、同国南部のGuaibaに位置するCMPC社でユーカリパルプ年産130万トンの2号機が予期せぬ長期休転を余儀なくされたことで、全体の数字に影響を与えた。12月単月では、同国ユーカリパルプの生産量は前年同月比9.6%増の180万トン、輸出量は同4%減の110万トンであった。
1月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ