ユニ・チャームは先頃、尿もれを自覚している40代女性を対象に、尿もれに関する意識と実態を探る調査を行った。
調査結果によると、92.4%の人が「尿もれ」という言葉に抵抗感を持ち、66.9%の人が自分の症状が軽いか重いか分からず不安に思っている。一方、尿もれが起こる頻度は「月1回」程度で、1回の量は「下着にしみる程度」と、軽度の人が過半数を占めており(55.0%)、症状の重さにかかわらず不安を抱えていることが分かった。
症状としては、「せきやくしゃみをした時に起こる」が最も多く(85.9%)、「冷えた時」(10.5%)、「冬」(9.2%)など寒い時にも尿もれが発生している。悩みとしては、「冷え」(41.1%)、「花粉症」(25.9%)が多かった。冬から春先は尿もれが起こりやすい季節と言えそうだ。
また尿ケア製品については、「尿ケア専用品があることを知っている」が96.3%と圧倒的に多い一方、「尿ケア専用品を使用している」は14.2%しかいなかった。「尿ケア専用品を購入するのに抵抗を感じる」人が72.0%と多数を占め、「生理用品などで代用している」人(52.3%)、「何もしていない」人(33.5%)が多かった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 2/7号」より