12年5月期は減益
岡山製紙は2012年5月期決算(11年6月~12年5月)を発表した(非連結。単位:100万円。カッコ内は対前年度比)。
〔12年5月期業績〕
売上高 9,158 (+0.8%)
営業益 591 (▲21.8%)
経常益 624 (▲20.7%)
当期益 219 (▲43.1%)
〔13年5月期業績予想〕
売上高 9,500 (+3.7%)
営業益 450 (▲24.0%)
経常益 500 (▲19.9%)
当期益 300 (+36.6%)
板紙業界は、上期は復興需要もあり総じて順調だったが、下期は原料古紙の値上げが収益を圧迫。コスト低減、需要に見合った生産レベルの維持、適正価格の実現に努めたが、減益を免れなかった。また当期純利益は、法人税率の変更などにより法人税等調整額が前年より7,600万円増えて9,000万円となったため、マイナス幅が大きい。
セグメント別では、板紙事業の販売量は微減だったものの、期後半の値上げにより、売上高は前年度比+1.4%の76億4,600万円となった。美粧段ボール事業は、通信機器関連品が順調に増加したが、医薬品関連品や青果物関連品などが減少し、売上高は同▲1.8%の15億1,100万円だった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/6号」より