「持続可能な発展のための～」と銘打った第3回アジア紙パルプ産業会議が、10月16（火）～18（水）の3日間にわたり中国・福建省の厦門（アモイ）市で開催される。この会議は2008年に従来のアジア会議の枠組みを変更し、中国の初参加を得て第1回目を日本で開催、10年には韓国で2回目が開かれた。
　アジア各国製紙産業団体のトップが一堂に会する同会議は年々注目度が高まっており、今回はまた中国での初開催とあって広く関心を呼びそうだ。参加を予定しているのは日本、中国、台湾、インドネシア、インド、韓国、ミャンマー、マレーシア、フィリピン、タイのアジア製紙産業10団体で、主なスケジュールとプログラムは次記の通り。
＜第1日目＞（10/16）▽各国団体首脳夕食会
＜第2日目＞（10/17）▽本会議…①各国団体代表の挨拶と現況報告②市販パルプ市場の現状と展望（PPPCによる講演）③デジタル時代における製紙産業（発表団体＝韓国）③資源および古紙回収システム（発表団体＝中国、台湾、日本、タイ）④エネルギー需要と持続可能に向けた利用の取組み（発表団体＝日本、タイ）▽配偶者プログラム（厦門周辺観光）▽ディナー…中国造紙協会・銭桂敬理事長の挨拶
＜第3日目＞（10/18）▽ソーシャルプログラム…観光：厦門周辺、工場見学：聯盛紙業・厦門工場（段ボール原紙）ほか
　なお主会場は、厦門国際会展酒店（ホテル）と隣接する国際会展センター。本会議における日本側の発表者は①が芳賀義雄・製紙連会長（日本製紙社長）、②が岸本晢夫・北越紀州製紙社長、③が鈴木邦夫・三菱製紙社長。発表とその後の質疑応答は日・英・韓・中の同時通訳で行われる。

株式会社　紙業タイムス社　「Ｆｕｔｕｒｅ9／3号」より