古紙再生促進センターは去る12月15日、東京・銀座で「全国小中学生“紙リサイクル”コンテスト2012」の上位入賞者を対象に表彰式を執り行った。2009年度に始まった同コンテストは、小中学生に紙リサイクルの正しい知識や考え方を身につけてもらうことを目的に行っているもの。

　4年目を迎えた今回は初めて文部科学省の後援を受け、全国から1,481点の応募があった。応募の内訳は①作文－小学生部門…72点　②同－中学生部門…937点　③ポスター－小学生部門…221点　④同－中学生部門…251点。応募校数は91校に上り、この中から厳正な審査の結果、金賞4点、銀賞4点、佳作12点が選ばれた。

　表彰式には4人の金賞入賞者とその家族・保護者が招かれたが、開会の挨拶に立った石田〓代表理事は「紙リサイクルに関心のある子供に育ち、循環型社会の担い手として成長されることを期待している」と語りかけ、表彰状、記念盾、賞品（図書カード）を手渡した。金賞の作文はその場で朗読され、またポスターは来場者に紹介された（写真は表彰式後の記念撮影）。

　金賞入賞者は次の通り。

①作文〈小学生部門〉＝岡山県倉敷市立味野小学校6年/田口百音（たぐち・もね）「雑がみは資源だ」

②作文〈中学生部門〉＝千葉県・八千代松陰中学校2年/新穂（にいぼ）みちる「シュレッダーにはかけないで!」

③ポスター〈小学生部門〉＝和歌山大学教育学部附属小学校3年/南方万凛（みなかた・まりん）「もっと、もっと、リサイクル」

④ポスター〈中学生部門〉＝宮崎県立宮崎西高等学校附属中学校2年/長池優莉（ながいけ・ゆうり）「何度も変身recycling」

 

株式会社　紙業タイムス社　「Ｆｕｔｕｒｅ1/21号」より