関東製紙原料直納商工組合（＝関東商組）は3月26日、タカラリサイクル（東京都八王子市川町21－1　代表取締役：森実由美）が持ち去り古紙を繰り返し買い入れているとして、再度事業者名を公表した。

　関東商組は昨年10月、持ち去り古紙を繰り返し買い入れている事業者名を公表する旨、自治体や関連団体に通知しており、これを踏まえて今年2月から事業者名の公表を開始した。今回で4回目の事業者名公表となるが、このうち3回がタカラリサイクル。

　同社については、昨年11月から今年1月にかけて、3度にわたり持ち去り古紙を買い入れていることが判明したため、関東商組は2月21日、持ち去り古紙買入事業者として同社名を公表。しかしその後、3月7日にもタカラリサイクルは東京・町田市で持ち去られた古紙を受け入れた。関東商組は同社に再警告するとともに、2回目の事業者名公表を行った。ところが再び3月13日（東京・町田市）と17日（神奈川・相模原市）に、GPSをセットした古紙が持ち去られてタカラリサイクルに持ち込まれたことが判明した。そこで今回の再々警告・公表となったもの。

　なお関東商組では、今回の再々警告を受けて同社の森実代表取締役から、防止策に関する文書が届いたとしている。同社では4月1日から、新たな所長の選任、持込み者への対応など、具体的な防止策を講じていく模様。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future4/21号」より