レンゴーの連結子会社で、千葉県船橋市に本社を置く朋和産業はこのほど、干潟工場(千葉県旭市)内に自動倉庫棟を増設した。
朋和産業は、レンゴーグループ軟包装事業の中核企業として、おにぎりやサンドイッチ用の開封機能を持つフィルム包装のほか、各種加工食品から医療器具向けまで、多彩な軟包装製品を展開、デザイン提案から製品製造までの一貫生産体制により、高品質な軟包装製品を提供している。
その中で干潟工場は、同社最大の生産拠点として多様なフィルム包装資材を生産、1995年の開設以来、最新設備を備えた自動化工場として業界をリードしてきた。しかし近年は、消費者ニーズの多様化に伴い軟包装需要が増加、伸長する生産量に対応した自動倉庫棟の増設が急務となっていた。今回の増設によって慢性的な倉庫不足が解消され、外部保管などのコストも削減、需要増にも十分対応可能な体制が整う。
レンゴーグループは、軟包装をはじめとするフレキシブル・パッケージ分野を、成長性のある重要な柱として今後も拡充に取り組んでいく考え。
<自動倉庫増設棟の概要>
〔所在地〕千葉県旭市さくら台1-4
〔構造・規模〕▽鉄筋コンクリート造▽建築面積3,320㎡
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/14号」より