丸紅はこのほど、世界的なESG投資インデックスの一つであるFTSE4Good Index Seriesの構成銘柄に継続選定された。また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が選定している5つのESG指数のうち、総合型「FTSE Blossom Japan Index」とテーマ型(S:社会)「MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)」の2つに組み入れられた。
中部日本プラスチックと提携
また、丸紅プラックス(丸紅100%子会社)と㈱中部日本プラスチックはこのほど、中部日本が手がけるプラスチックリサイクル事業およびECO NET PROJECTを共同で推進するため、業務提携合意書を締結した。両社は今後、中部日本が推進するプラスチックリサイクル事業のほか、環境保全活動の基本である3Rに“Return to the Earth(地球に還る)”を加えた4R活動「ECONET PROJECT」を全国展開する。
ECONET PROJECTでは、プラスチック製品の“ロス品”と呼ばれる不良品や端材の一部を回収して原材料へ戻す取組みのほか、生分解性素材を使用した製品を回収し堆肥へ戻す取組み、生分解性素材の取り扱いをはじめとしたサーキュラーエコノミー促進に繋がる事業・コンサルティングなどを実施している。
この業務提携を機に、丸紅と丸紅プラックスは輸入合成樹脂原料の販売力や調達力、総合商社としてのネットワークを活かし、また中部日本は蓄積したプラスチックリサイクルに関する知見・ノウハウを活かすことで、プラスチック業界におけるサーキュラーエコノミーシステムの構築に取り組む。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/26号」より