日本製紙クレシアはこのほど、布ふきんのような丈夫さと紙の吸水性を兼ね備えた『スコッティ ファイン 洗って使えるペーパータオル』から、強力厚手タイプとスヌーピープリントを新発売したほか、従来品にはカット数を増やすリニューアルを実施、またラインアップに4ロール入りを追加した。
『スコッティ ファイン 洗って使えるペーパータオル』は、水に濡らしてギュッと絞っても破れにくく、繰り返し使えるのが特徴で、野菜の水切りから食器拭き、テーブル拭きや掃除まで、さまざまな用途に使用できる。2010年の発売以来、順調に売上げを伸ばしており、また20年以降は、家事時間の増加や衛生意識の高まりを受けて、さらにニーズが高まっている。
今回のリニューアルでは、従来品のカット数を増やして61カットから70カット(プリント品は52カットから60カット)にしたほか、通常品の約1.4倍の丈夫さの「強力厚手」タイプを新たにラインアップ。また、パッケージとロールのプリントパターンにスヌーピーを新採用した、“スヌーピーデザイン ”(7パターン)も新発売した。
業務用ペーパータオル『タウパー』を家庭用に展開
また日本製紙クレシアは、プロ仕様のペーパータオル『タウパー』シリーズから、家庭用の『Towper(タウパー) おてふきれい』と『Kitchen Towper(キッチン タウパー)』の全国展開を開始した。
『タウパー』は、かつての東海パルプ(現 特種東海製紙)が1972年に発売した、ロングセラーの業務用ペーパータオル。日本製紙クレシアは昨秋から、特種東海製紙グループのトライフとタオル用紙事業を営業統合して『タウパー』を販売しており、今回の一般家庭向け販売は、ペーパータオルの需要増加を受けてのもの。
品揃えは、手拭き用の『Towper おてふきれい』が、①パルプ100%でトイレに流せる「アクア」、②パルプと再生紙をブレンドした「ブラウンソフト」、③再生紙を原料とした「エコ」の3アイテム。一方、『Kitchen Towper』は、ホワイトペーパーとブラウンペーパーの2種類をラインアップ。プロの現場で永年愛用されている高品質キッチンペーパーを、家庭でも楽しく使ってもらえるよう、外箱は白、赤、黒の3色を揃え、シンプルで洗練されたデザインにした。片手で取り出せるポップアップ式。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/1号」より