リンテックはこのほど、取締役会の任意の諮問機関として設置しているコーポレートガバナンス委員会を、「指名・報酬委員会」に改称することを発表した。東京証券取引所が6月に公表したコーポレートガバナンス・コード(=CGコード)の改訂版において、補充原則4-10①に「独立した指名委員会・報酬委員会を設置し、適切な関与・助言を得るべき」と明示されたことを受けての改称。
指名・報酬委員会の役割・構成はこれまでのコーポレートガバナンス委員会と同様だが、独立社外取締役と社外有識者、代表取締役が、リンテック役員の指名、報酬およびこれらに関する重要事項を具体的に議論できる場として、より高度なコーポレートガバナンスの実現を目指す。なお委員は、独立社外取締役全員、代表取締役、社外有識者(顧問弁護士)とし、過半数が独立社外取締役となるようにする。また、委員長は独立社外取締役の中から選任する。
上場企業の行動規範であるCGコードは、金融庁と東証によって2015年に策定され、その後18年に1度目の改訂があり、今回は2度目の改訂。東証は22年4月、市場区分をプライム、スタンダード、グロースの3市場に変更するが、今回のコード改訂は、特にプライム上場企業に対してより高いガバナンスを求める内容となっている。
全日本フィギュアに協賛
またリンテックは、12月22~26日にさいたまスーパーアリーナで開催された「第90回 全日本フィギュアスケート選手権大会」に協賛した。
同大会はフィギュアスケートの日本一の座を決定する選手権で、北京オリンピックの最終選考会も兼ねている。リンテックの協賛は、第86回大会から5回連続となる。なお、リンクフェンスの広告は同社の大判プリント用粘着シートが採用され、グループ会社のプリンテックが出力・施工した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/17号」より