製紙パレットのスムーズな回収・再利用を目的に、製紙7社の出資により運営している㈱製紙パレット機構は6月17日、第46回定時株主総会を開催。事業報告および決算書類の承認後、取締役1名の選任が行われ、退任した王子物流・佐久間孝道氏の後任取締役に、同社・荒井正志氏が就任した。
続いて、2021年度に製紙パレットの回収・納品で優秀な実績を収めた、以下の協力会社8社を表彰した。
【優良協力会社】▽関東地区:流通機材/江戸川物流新座▽関西地区:谷川運輸倉庫▽中部地区:平田倉庫名古屋支店/高山運輸▽北海道地区:札幌紙流通センター▽九州地区:日本紙運輸倉庫九州支店/東福運送
なお、2021年度のパレット回収・納品実績は、紙製品の出荷が前年比プラスだったのに対し、コロナ禍以前には戻らず平年並みに推移し、5地区合計のパレット回収は前年比△0.4%の411万8,898枚、納品は同△1.1%の410万9,065枚にとどまった。過去3年間の地区別納品実績は次記の通り(単位;千枚、単位未満四捨五入)。
2019 2020 2021
関東 3068.5 2829.3 2763.0
関西 631.1 577.3 581.9
中部 476.2 443.9 448.1
札幌 144.9 122.2 127.2
九州 205.9 181.5 188.8
合計 4526.6 4154.3 4109.1
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/1号」より