=ハビックス=
業績予想を修正
ハビックスは、2月に公表した2022年3月期の通期業績予想(連結)を、次記の通り修正した(以下、単位100万円、前期は実績値)。
前回 今回 前期
売上高 11,100 10,900 10,647
営業益 △70 △120 768
経常益 △40 △70 824
当期益 30 △2,600 561
営業利益と経常利益は、パルプをはじめとする原燃料価格が想定以上に高騰したことから、前回予想を下回る見通し。当期純利益は、紙関連事業設備について将来の回収可能性を検討した結果、29億円の減損損失を特別損失として計上する見込みとなったため、大幅な下方修正となった。
=三菱製紙=
業績予想を修正
三菱製紙は、2021年11月に公表した2022年3月期の通期業績予想(連結)を、次記の通り修正した(以下、単位100万円、前期は実績値)。
前回 今回 前期
売上高 175,000 181,000 162,325
営業益 1,000 △300 △1,770
経常益 2,000 2,000 △636
当期益 500 1,000 △2,532
ドイツ事業で原燃料費高騰を受けて値上げを行ったことなどから、売上高は前回予想を上回る見込み。一方、利益面では国内印刷・情報用紙の価格改定の浸透が遅れ、利益に寄与するのは4月以降となる見通し。
また、2月以降は地政学的リスクが高まって原燃料価格は一段と上昇しており、利益面への影響が増している。このほか、外貨建資産・負債の評価替えに伴う為替差益1,038百万円を営業外収益として計上する。一方、つくばR&Dセンターおよび社宅・社員寮の譲渡を決議したことに伴い、合計627百万円の減損損失を計上することとなった。これらを加味した結果、営業利益は下方修正し、当期純利益は上方修正した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/23号」より