レンゴーは、連結子会社の経営効率向上のため包装製品子会社を再編した。
まず、タキガワ・コーポレーション・ジャパンが、同社株式の68.7%を保有するコンバーティングテクノロジィーズを10月1日付で吸収合併し、コンバーティングテクノロジィーズは解散。続いて10月3日付で、レンゴーが保有するタキガワ・コーポレーション・ジャパンの株式のうち、15%ずつを朋和産業と日本マタイに譲渡。同じく10月3日付で、タキガワ・コーポレーション・ジャパンが保有する日商グラビアの株式(84.2%)のすべてを朋和産業へ譲渡した。
吸収合併および株式譲渡前の各社の概要は次の通り(①所在地、②株主、③事業内容、④直近売上高、⑤従業員数)。
【タキガワ・コーポレーション・ジャパン】①千葉県船橋市 ②レンゴー31.3%、コンバーティングテクノロジィーズ68.7% ③軟包装製品の製造・販売 ④約134億円 ⑤288名
【コンバーティングテクノロジィーズ】①千葉県船橋市 ②レンゴー100% ③持株会社、軟包装製品の受託 ④約51億円
【朋和産業】①千葉県船橋市 ②レンゴー100% ③軟包装製品の製造・販売 ④約681億円 ⑤1,222名
【日本マタイ】①東京都台東区 ②レンゴー100% ③重包装製品の製造・販売 ④約414億円 ⑤729名
【日商グラビア】①千葉県八千代市 ②タキガワ・コーポレーション・ジャパン84.2% ③軟包装製品の製造・販売 ④約26億円 ⑤118名
丸福を子会社化
レンゴーはこのほど、石川県の紙器・軟包装メーカー、丸福㈱の発行済株式の100%を取得し子会社化した。
丸福は、主に観光土産用の菓子や食品向けの紙器・軟包装を製造・販売し、外装箱(美粧紙器)から個包装までを企画・提案できることを強みに、全国に得意先を持つ。なお、丸福は子会社化に先立ち、同社製造子会社のエムプリントを統合している。
【丸福の概要】▽本社:石川県白山市▽工場:白山工場(所在地は本社と同じ)▽三好工場(愛知県みよし市)▽株主:レンゴー100%▽事業:包装用各種紙器、プラスチックトレイの製造・販売/水性フレキソ印刷による軟包装製品の製造・販売▽21年10月期売上高:約22億円▽従業員:107名
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/24号」より