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紙の業界ニュース

2022/11/08

=石塚王子PPほか=サステナブル給食トレイの実証実験を開始

 徳島県勝浦郡上勝町と、石塚王子ペーパーパッケージング(=石塚王子PP)、きせきれい㈱、三信化工、生産日本社(=セイニチ)、日本テトラパック、古河電気工業(=古河電工)の6社は、10月18日から徳島県勝浦郡上勝町立上勝小学校で、学乳パックや食品包装フィルムのウェイストなどから作った給食トレイ(写真)の実証実験を開始した。
 小学校が採用している給食トレイは、サーマルリサイクルしかできないガラス繊維強化プラスチック製が多数を占めるが、実証実験では、これを繰り返しリサイクルできるセルロース繊維強化プラスチック製に切り替え、耐用年数経過後もごみにならないようにする。
 実証実験で採用した給食トレイは、古河電工が開発した技術「APFU」(プラスチックを古紙のセルロース繊維で強化する技術)によって、学乳パックや食品包装フィルムのウェイストをアップサイクルしたもの。新たな化石資源を使わず、温室効果ガスの発生を抑制できる。
 実証実験期間は6ヵ月で、実使用上での使い勝手や劣化の有無などを評価するほか、上勝小学校でSDGsに関する授業を行う。
 上勝町は、2003年に日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を行った自治体。20年には「新ゼロ・ウェイスト宣言」を発表し、きせきれいと学乳パックの新たなリサイクル用途を探索する中、21年11月に上勝町、きせきれい、古河電工の3者がSDGsパートナーシップ・アライアンスを締結、さらに石塚王子PP、三信化工、セイニチ、日本テトラパックが加わって、上勝小学校での実証実験を開始することとなったもの。
 各社の役割は次記の通り。
◎石塚王子PP⇒セルロース繊維強化プラスチックの原材料として学乳パックを提供
◎きせきれい⇒実証実験の立案・企画、SDGsに関する授業の実施
◎三信化工⇒セルロース繊維強化プラスチックを用いたリサイクル給食トレイの製造および試験
◎セイニチ⇒セルロース繊維強化プラスチックの原材料として食品包装用多層フィルムを提供
◎日本テトラパック⇒セルロース繊維強化プラスチックの原材料としてアルミ付飲料パックを提供
◎古河電工⇒実証実験の立案・企画およびAPFUによるセルロース繊維強化プラスチックの製造
 

株式会社 紙業タイムス社 「Future11/7号」より

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