北越コーポレーションは、大阪工場で坪量計(B/M計)に封入されている放射性同位元素85kr(クリプトン85)の漏洩が確認されたため、法令に基づき11月11日、原子力規制委員会に連絡した。
同社によれば、工場建屋内は常に換気しているため、環境影響および被ばくの可能性は低いと推察され、坪量計がある管理区域周辺の放射線量を速やかに測定したところ、自然放射線レベルだったことを確認した。また坪量計の異常発生時、作業にあたった従業員と修理対応したB/M計メーカー作業員ともに現時点で健康異常は見られていない。なお、当該放射線源はすでに取り外し、現在、大阪工場内にはない。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/27号」より