大人用紙おむつの『アテント』を展開する大王製紙は、「睡眠と介護」に関するインターネット調査を実施し、調査結果を発表した。
調査は7月、介護者400名、被介護者313名、介護をしない一般層200名の計913名を対象に実施。その結果、在宅介護での睡眠不足の深刻さや、睡眠不足が人間関係にも影響を与えていることが明らかになった。「生活の質の向上に向けて重要だと思うこと」を尋ねた問いでは、介護者、被介護者、一般のいずれも「睡眠」と回答した人が最も多く、一方、「睡眠中に2回以上起きる人」は、一般層の35.5%に対し、介護者が47.5%、被介護者が54.3%と、一般層より高かった。さらに、2回以上起きる人のうち、介護者の66.3%、被介護者の65.9%が「介護が原因で1回以上起きている」ことも分かった。細切れ睡眠状態になっていることが伺え、その原因を介護者に聞いた設問では、①被介護者のトイレの付き添い(41.0%) ②被介護者のモレの確認と紙おむつの交換(36.5%) ③被介護者の寝つき(28.0%)となった。
また、睡眠不足を感じている介護者と被介護者のうち、介護者の77.3%、被介護者の77.5%が「睡眠不足でストレスが増加している」と回答。さらに、「睡眠不足がお互いのやり取りや関係にマイナスな影響を与えている」と答えた人も、介護者78.8%、被介護者77.5%にのぼり、睡眠不足は互いの関係性悪化につながり、介護者・被介護者のコミュニケーションにも影響を与えていることが分かった。
大王製紙はこの調査結果を受けて、介護者・被介護者の睡眠の質向上を目指し、アテントから『夜1枚安心シリーズ』のリニューアルを含む新製品として、『アテント 夜1枚安心パンツ』(3製品=パッドなしでずっと快適/はき心地すっきり/脚まわりロング丈)と、『アテント 夜1枚安心パッドのためのうす型テープ式』(1製品)を、10月21日から発売する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/7号」より