通販ブランド「ディノス」を運営するディノスコーポレーションと日本製紙は、顧客に配布した「ディノス」カタログをリサイクルしてカタログ用紙として再利用するため、自社のショールーミングストアやアウトレット店舗で、不要となったカタログを回収する取組みを、8月1日から10月31日までの期間限定で開始した。
ディノスはこれまでも、顧客への配布用と書店販売用のカタログのうち、返送・返本されたカタログをカタログ古紙として、日本製紙が運用する資源循環スキーム「クローズド・ループ」に提供してきた。「クローズド・ループ」で再資源化された紙は、カタログ用紙としてディノスカタログに再利用されている。今回の取組みは、このカタログ回収を強化するもので、ディノスユーザーに不要なカタログをショールーミングストアやアウトレット店舗まで持ってきてもらい、それらもカタログ古紙として日本製紙の「クローズド・ループ」に提供していく。
ディノスユーザーには、オンラインショップやSNSなどで回収への協力を呼びかけ、店舗回収に協力してもらった場合は、商品購入に利用できるクーポンを贈呈する。不要カタログを顧客から直接回収するのはディノスとして初めての試みであり、同社では、「まず期間限定で実施し、その結果を踏まえて継続的な運用へとつなげていく」としている。
【回収店舗】▽ショールーミングストア:「DAMAお客様サロン」(東京都千代田区)▽アウトレット店舗:「ディノス・アウトレット」(淀屋橋odona店、梅田阪急三番街店、みのおキューズモール店、あみプレミアムアウトレット店、越谷レイクタウンアウトレット店、那須ガーデンアウトレット店)
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/9号」より