ブラジルの8月末の最新統計によると、第1四半期、第2四半期の同国GDP改定値がそれぞれ0.2%、0.6%と下落した。それ以降、自律的景気後退の難しい局面が続き、パルプ取引に於ける商環境は極めて悲観的な状態にあると供給者側が容認した時点で、6月から7月前半にかけてユーカリパルプ取引に対しても景気減速が悪影響を与えてしまった。しかしながら、8月に入って供給者側は一転国内の購入意欲が復活、例年通りこの時期の季節需要も活発化してきた、と述べている。事実、薄紙メーカー各社は8月は活況を取り戻しており、販売は極めて順調にあるとまでは言えないものの、やっと事態は動き始めたと言って過言ではない、と付け加えている。
9月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ