フィンランドを本拠とし、世界的な高機能紙素材メーカーであるAhlstrom社は、このほど山東省浜州市に位置する同社工場の壁紙生産ライン柔軟性向上の為に投資を行なうことを決断した。ラインへ改造を加えることにより、現行の壁紙素材のみでなく濾過製品の生産が可能になるとしている。同ラインの生産能力は壁紙・濾過製品合わせて年産2万トンとなる見込みで、改造工事は2016年4月に完了する予定としている。浜州工場の同壁紙ラインは2014年5月に操業を開始、これとは別に同工場には濾過製品専用のラインもある。同社としては、アジア諸国および中国市場で更に多種にわたる製品を供給したい意向があり、その為に同工場内には調査・製品開発センターも置いている。
12月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ