ブラジルの製紙メーカーによる11月の紙輸出量は、前年同月比25.9%増の約17万トンと大幅な伸びをみせた。増加要因は主に輸出に有利な為替動向に後押しされた形で、同国製紙メーカーが意欲的に海外の新市場を物色する傾向が強く、同国国内市場の景気低迷の悪影響を払拭する状況となっている。一方、1月~11月の紙輸出量累計でも、前年同期比10.1%増の約187万トンと好調に推移している。同期間の輸出取引額累計でも前年同期比4.5%増の$18億4千万となっている。このうち、中南米向けは同5.8%増の約$10億、欧州向けが同2%減の約$2億4千万、北米向けが同8.2%減の約$2億2千5百万、アジア・オセアニア向けが同4.2%増の約$1億2千5百万、中国向けが同40%増の約$1億1千2百万、アフリカ向けが同11.8%増の約$9千5百万であった。
1月5日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ