インドのMysore Paper社は、同国Karnataka州Shimogaに位置する同社工場でのすべての紙生産事業を停止したことが分かった。今後1年以内での生産再開はない模様。同社は2015年前半数ヶ月の間、公害問題で休転をしていたものの、その後断続的に3ラインで日産合計110トンの生産能力で印刷・筆記用紙の生産を行なっていた。しかしながら、現在は過大な在庫を抱え財政難もあり、生産の中止を決めたとしている。約1,000人の従業員は昨年11月以降は無期限休暇の状態を強いられている。国営企業である同社は、同工場の生産事業を引き継ぐ個人契約者を探している。同工場は、別に所有するラインで米坪45g~49gの新聞用紙を年産8万トン生産が可能であるが、同品種の国内価格暴落によって2014年に生産を打ち切っている。
1月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ