アルゼンチンのパイン樹脂メーカーであるAgroforestal Obera SRL社が、2019年~2021年に同国北東部Corrientes州で年産35万トンの総合パッケージ紙工場を立ち上げる計画であることが分かった。同社パートナーによれば、この工場建設計画は既に5年前からの案であり、現在の同国市場でも流通していない直径18㎝以下の円柱型に成形したパルプを工業化する選択肢として検討を開始したものであるとしている。Obera社と複数のパートナー会社が視察したスウェーデンと中国で、比較的小規模な総合製紙工場建設が技術的に可能であるとの情報を得た。アルゼンチンは約100万トンの紙を輸入しており、そのうち約20万トンはパイン・パルプを原料としたパッケージ紙であることから、将来的な紙生産に於いて有力な市場になると示唆している。
6月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ