香港を本拠とするLee & Man Paper Manufacturing社(理文造紙)は、ベトナム政府が定めた新たな環境規制を順守する為に、同国に建設中の同社板紙新工場に工業用貯水池を設置する様求められていると公表した。建設に2~3ヶ月を要するとみられる貯水設備が完成すれば、同社は同板紙工場の稼働を開始することとなる。理文造紙は、当初同国Hau Giang省に新設予定の再生コンテナーボード年産40万トンの新ラインを、今月か来月にも稼働させる目論見であったとしているが、それ以上のコメントは出していない。政府関係者によれば、7月1日に同国天然資源・環境省の一行が同工場を訪問し、廃水処理に関し調査を行なったが、その結果をうけ同国海産物業者輸出者協会から同工場の廃水が近隣のHau川へ流出していると指摘があり、今回の措置に至ったとしている。
7月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ