ブラジルSuzano社CEOが語ったところによると、このところ価格低迷や為替レート悪化によって不穏な商況にある市場に対応して、2017年は同社の晒ユーカリパルプの生産量を10万トン~15万トン削減する可能性を示唆したことが分かった。これはまだ同社の最終決断ではないものの、その可能性を検討中であり、APP社のOKI工場稼働後には結論を導くべきで、市場での供給状況に最善の方策を取るとしている。同社としては、投下資本に対して株主への利益配分向上に最善を尽くしており、現在得ている利益では株主へ今後も持続可能な良い結果をもたらすには不足であるとしている。前出のOKI工場が来年より市販する新たな量は、年間200万トンと言われている。
10月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ