米国のInternational Paper社(IP社)は、1月22日同社Pensacola工場の蒸解釜で発生した爆発事故から同工場が一部復旧し、今週末にもフラッフパルプ年産19万トンのラインで操業を再開する見込みであると、2月2日業績発表の場に於いてアナリストに対して公表したことが分かった。しかしながら、同事故で損傷した同工場最大の連続蒸解釜から原料供給を受ける年産53万5千トンの生産能力を有する軽量クラフトライナー・ラインは、少なくとも第1四半期中は復旧できない見込みであることも判明した。同社CFOによれば、蒸解釜の容器槽トップが分離したことが破損の原因で、爆発で飛散した破片によって連結する発電小屋に損傷が及んだものとしている。同社はこの事故での現時点の被害総額は5千万米ドル以上と試算している。
2月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ