ロシアのKama Karton社が、オーストリアAndritz社と新たな折りたたみ箱用板紙ライン、BCTMP(晒ケミサーモメカニカル・パルプ)ライン、原料調製ラインを同国Perm州に位置する同社工場へ設置することで、このほど契約を取り交わしたことが分かった。Andritz社関係者によると、生産ライン一式の立ち上げは2019年第1四半期と予定しており、Perm州当局は新ラインの稼働を2019年第3四半期と見込んでいる。BCTMPラインは、原材料としてバーチを使用する予定で、設計生産能力は日産395admt。稼働後は、同工場は折りたたみ箱用板紙を年間22万トン生産するとしている。同社は、同板紙の国内需要の少なくとも65%をカバーしたい意向。同国Otkritie銀行が融資している投資総額は293億ルーブル(4億9千6百万米ドル)となっている。
3月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ