中国通関当局が発表した最新の統計によると、同国6月の古紙輸入量は前月から2.3%減少し、そのうち雑古紙の数字は同13.7%減となり、全体に影響を与えたとしている。昨年4月、中国の産業界は、環境問題の為として特に米国とヨーロッパからの雑古紙の輸入を6月に禁止する旨の言葉を広め始めた経緯がある。この噂は、今年4月18日、同国国家主席の習 近平率いる特別部隊が、古紙貨物に混入する危険物を含む外国の廃棄物の密輸を抹消する為の規則を制定したときに影響力を得たとしている。その為、雑古紙ビジネスでは、売り手と中国の顧客が双方で量を減らしたとしている。一方、供給者サイドは、雑古紙を新聞古紙に加工し、裏ねず板紙を製造するために脱墨グレードをユーザー向けに出荷した。その変更点が6月の通関統計に反映され、雑古紙の数量は前月比13.7%減の407,183トン、新聞古紙は同24.2%増の532,017トンとなった。
7月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ