国際紙パルプ商事(赤松恭夫社長)は11月21、22日の両日、本社ビルで「KPP開発商品展示会」を開催した。取扱商品の枠を一段と広げて新商品開発に取り組み、顧客開拓、売上げ拡大に結びつけようとする同展も3回目。今回は「現在から未来へ~次世代流通を目指して~」をテーマに掲げ、営業推進営業本部と新事業開発営業本部が扱う商品やビジネスモデルの提案を、各コーナーに分けて行った。
設けられたコーナーと出展商品は①デジタルプリント市場への提案=レーザープリンターやインクジェット向け用紙の紹介 ②環境関連ビジネスの提案=エコ・プレスバインダー、ecomo、フタくるりんの紹介 ③海外展開製品の提案=海外製フィルムや中国製紙関連商品などの紹介 ④新事業分野への展開=電磁波吸収フィルム『スーパーR』をはじめとした高機能フィルムの紹介 ⑤KPPオリジナル商品・権利商品・戦略商品の提案=花想、ポスらーく、サムスタンプ、ユポの紹介 ⑥webビジネスの提案=ネット販売サイト「PAPER MALL」や王子ペーパーライブラリーとの取組みの紹介。
手持ちのレーザープリンターを使ってチラシやDMなどを自社内で作成するためのプリントキット、中国や東南アジアからの輸入エコ商品やフィルム、食材鮮度を保つパッケージ、中国向け輸出のサポート、新たに始めたドリップコーヒーなど、ユニークで斬新な提案が数多く見られた。
また、歯形だけで綴じる特許出願中の『エコ・プレスバインダー』、量販店などとのタイアップによる古紙リサイクルポイントシステム『ecomo』、紙くずを出さない新型封筒『ポスらーく』など多彩な展示で来場者の関心を集めていた。
初日は10時から開場したが、開場後まもなく商談客でいっぱいとなり、説明員のトークにも活気があふれていた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 12/12号」より