原燃料価格の高騰を受けて、レンゴーと日本製紙が、下記の通り段ボール原紙の値上げを発表した。先陣を切って、11月中に値上げをアナウンスした特種東海製紙に続く動き。業界最大手の王子マテリアや大王製紙の出方が注目される。
●レンゴー
10月1日出荷分から値上げに取り組んでいる。「板紙市況は日経指標より低い価格での取引となっており、この異常な取引を正常化する」ための価格修正。段ボール製品についても、板紙価格の正常化が定着次第実施する方針。
●日本製紙
1月21日出荷分から値上げする。上げ幅は約15%。対象となるのは段原紙営業本部が取り扱う全品種。理由については「原燃料価格の上昇を主要因として非常に厳しい事業運営を余儀なくされている。原価改善に努めてきたが、これ以上のコストダウンは困難」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/6号」より