三菱製紙はこのほど、同社および国内連結子会社の39歳以上(4月1日現在)の正社員を対象に、希望退職者を募集することを決めた。募集人員は200名程度、募集期間は7月1~8日(予定)、退職日は8月20日(予定)。希望退職者には、会社都合退職金に加算金を上乗せ支給するほか、希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援を行う。
三菱製紙グループは、東日本大震災からの復興とその後の成長を期す第1次中期経営計画を推進しており、コスト競争力確保のため、経費節減、新卒採用停止、労務費削減、グループ会社再編などの施策を実施してきた。しかし、洋紙をはじめとする既存事業の市場縮小と競争激化により収益力は低迷している。そこで、グループ全体の人員適正化を図るもの。同社では、今回の希望退職者募集を含め、グループ全体で今期中に約300名の正社員減少を見込んでいる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/28号」より